2025年9月21日放送のTBS系『人生最高レストラン』に、メジャーデビュー20周年を迎えたPerfume(あ〜ちゃん、かしゆか、のっち)が出演しました。小学生時代に広島で出会った3人が、数々の苦難を乗り越え、今や国民的アーティストとなるまでの道のり。そして、人生を彩ってきた“最高の一品”として選んだ料理の数々にまつわるエピソードをたっぷりと語りました。本記事では、その放送内容をまとめます。
Perfume、20年の歩みを振り返る
冒頭、司会の加藤浩次さんから「20年振り返っていかがですか?」と問われたPerfume。
あ〜ちゃんは「一瞬のようでとても長い20年でした。まさかずっとPerfumeだけでやってこれるなんて思わなかった」と振り返りました。
中学生で上京し、寮生活を始めた際には、3人の母親が部屋を整えてから帰路で涙したという裏話も。Perfume自身も最近になって知ったそうで、「普通のサラリーマン家庭でお金もなかったのに、よく出してくれた」と感謝を語りました。
ダンスと中田ヤスタカとの出会い
Perfumeの代名詞であるダンスについては、
「1曲覚えるのに2〜3時間でできてしまう」と驚きの発言。
振付家MIKIKO先生の指導があったからこそ、
ヒールでのダンスもこなせるようになったと明かしました。
また、上京後に出会ったサウンドプロデューサー・中田ヤスタカ氏とのエピソードも披露。当初は「冷たく喋るように歌え」と言われ、歌い上げるスタイルとの違いに戸惑い、レコーディング中に涙することもあったとか。しかし「座って歌う」という独自の指導法が結果的にPerfumeのスタイルを確立することになったと語っています
人生最高の一品①
広島お好み焼き「鏡」
最初に紹介された“人生最高の一品”は、
地元広島・熊野町にある「お好み焼き 鏡」。
アクターズスクール時代の1期生の母親が始めた店で、
今でも広島に帰ると必ず立ち寄るとのこと。
おすすめは「そば肉玉(もち・チーズトッピング)」。
キャベツともやしの蒸し焼き、天かすの食感、
ボリューミーなお好み焼きに、3人は思い出とともに舌鼓を打ちました。
関連ランキング:お好み焼き | 熊野町
Perfume結成秘話とインディーズ時代
Perfumeは小学生の頃に出会い、広島のアクターズスクールで結成。のっちはスタークラス、あ〜ちゃんとかしゆかは別クラスに所属しており、発表会での合同ステージがきっかけで親交を深めたそうです。
やがて広島のインディーズレーベルからデビュー。
中学3年で上京後はビラ配りで集客を試みるも、
観客はわずか5人(うち3人はサクラ)という厳しい現実も経験しました。
それでも挑戦を続け、2007年「ポリリズム」で大ヒット。
大学進学と並行しながら活動を続ける中で、それぞれ中退・卒業と異なる選択をしました。
人生最高の一品②
渋谷「高麗亭」の韓国焼肉
2品目は渋谷の老舗韓国焼肉店「高麗亭」。
ここ数年は月1回通うほどで、家族や友人と一緒に訪れるお気に入りの場所です。
特に「味付きヒレ肉」は「歯がいらないほどトロトロ」と絶賛。韓国のおばあちゃんが目の前で巻いて食べさせてくれる演出に、加藤さんは「初対面で口に入れられるのは苦手かも」と苦笑しながらも、Perfumeは「それも含めて温かい」と笑顔で語りました。
プライベートの過ごし方
プライベートでは三者三様の過ごし方をしているという3人。
- あ〜ちゃん
海外旅行が趣味で、休みがあればすぐに海へ行くほどのアクティブ派。
ニューヨークとかイタリアにひとりで行く。
ホテルや飛行機さえ押さえれば、あとは勘で動くスタイルだそう。 - かしゆか
フリーダイビング(素潜り競技)のライセンスを取得。
海でリフレッシュするのが楽しみ。
猫を飼っており、あ~ちゃん曰く、しゃべれる猫に育ててしまうそう。
「今日はお仕事だから夕方までお留守番しててね」と話しかけると、猫が「ニャー」ではなく「あ゛」と返す。
まるで会話が成立しているかのようなやり取りに、かしゆか自身も驚きつつ「意思疎通ができている気がする」と目を細めます。 - のっち
のっちは“超インドア派”。
自宅での時間を徹底的に楽しむタイプで、ゲームに熱中したり、
インテリアの配置を変えたりと、家にいるだけで充実した日々を過ごせるそう。
3人それぞれ全く違うリフレッシュ方法を持っているのがPerfumeの魅力のひとつ。多忙な活動を続けながらも、しっかり自分の時間を楽しんでいることが伝わるトークとなりました。
人生最高の一品③
赤坂「維新號」の特大フカヒレ
最後に紹介されたのは、赤坂にある中華料理店「維新號」の特大フカヒレ。
特別な家族の祝い事で訪れることが多く、鍋いっぱいのLLサイズのフカヒレをみんなでシェアして食べる時間が「親への感謝を伝えられる瞬間」だと語りました。
「こんなお店に来られるなんて幸せじゃ」と涙する母の姿が印象的で、20年支えてくれた家族への感謝を食事に込めているとのこと。
20周年を超えて
― これからのPerfume
最後に、今後について尋ねられたPerfume。
「これからも3人で絶対に一緒にいたい」と強い決意を語りました。
また、近年は中田ヤスタカ氏の楽曲にも“歌心”が取り入れられるようになり、「立ってレコーディングする日も近いかもしれない」と、さらなる進化を予感させるコメントで締めくくりました。
今回の放送では、Perfumeの20年を支えてきた人々や食の記憶が鮮明に語られました。
広島のお好み焼きから渋谷の焼肉、赤坂の高級フカヒレまで、料理を通じて浮かび上がる3人の人生。それぞれのプライベートやリフレッシュ方法も明かされ、国民的アーティストでありながら等身大の姿が垣間見えました。
まとめ
Perfumeが『人生最高レストラン』で語ったのは、食・家族・仲間、そして音楽活動を支える“心の原点”でした。
- 広島「お好み焼き 鏡」
- 渋谷「高麗亭」の焼肉
- 赤坂「維新號」の特大フカヒレ
それぞれが“人生最高の一品”として挙げられ、20周年を迎えた彼女たちの軌跡を象徴していました。
これからのPerfumeの歩みにも、多くのファンが期待を寄せることでしょう。